建築物の強固な基礎づくりを実現する新しいソイルコラム工法・ウルトラコラム工法【ウルトラコラム工法

ウルトラコラム工法は、セメント系固化材スラリーを用いる機械攪拌式深層混合処理工法です。独自形状の十字型共回り防止翼を有する掘削ヘッドを採用し、粘性土地盤などで問題となる土の共回り現象による攪拌不良を低減。また、施工直後にコラムの比抵抗をミキシングテスターで測定し、攪拌状況を確認することで、高品質のコラムを築造できます。

＜施工手順＞コラム芯セット／空堀／堀進・吐出・攪拌／先端処理／引上げ・攪拌／完了

: 敷き鉄板・表層地盤改良などの養生、地中障害物・転石の除去、芯出し・マーキング、計量装置の点検・キャリブレーション、スラリーを混練しスラリー比重の確認等を行います。
: コラム施工位置に掘削攪拌機の中心を合わせた後、オーガーの傾斜を調整します。
: 所定の深度まで空堀掘進します。（空堀が必要な場合）
: 貫入速度と固化材スラリーの吐出量を所定量に保ちながら掘進攪拌。貫入量を定速に保つのが困難な場合は、適宜固化材スラリーの吐出量を調整します。

: 所定の施工深度に到達したら、固化材スラリーの吐出を停止してオーガーを逆回転させ、先端深度から上方へ1mまでの区間で攪拌掘削機を1往復させ、改良体先端の攪拌を入念に行います。
: 所定の速度で引き抜き攪拌を行います。この際、固化材スラリーは注入せず、オーガーは逆回転させます。
: 所定の固化材配合量および羽根切り回数が得られていることを確認後、所定の深度から比抵抗の測定を改良体全長にわたって25cmピッチで行い、その後対象土質をサンプラーにて所定の深度からモールドコアを採取します。

ウルトラコラム工法協会